【MK8DX】エレクトロドリーム【その③】

「エレクトロドリーム」その③です。

その②↓

 

 

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 反重力ゾーン最初のコーナー。徐々に横倒しになってゆく巨大なディスプレイの上を走ります。ごらんの通り、このセクションでは流れ星のように虹色の軌跡が残る演出が。一人だと見えませんが、多人数で走ると流星群のようで非常にキレイです。速度に合わせて音の変わるピコピコ音も素敵ですね。

 バックにある大きなモニターでは、フロアで踊りまくるモブ達の様子が中継されています。ほとんどシルエットしか映っていませんが、中央のDJはおそらくクッパ7人衆のラリーでしょう。スタート地点の巨大ミラーボールの向かいには「Larry's Lights」の大きな看板もあり、このコースの演出はすべてラリーによるものなのかも。

 

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 後半の分岐路のところどころにある路面のつなぎ目。無駄にデコボコした形状になっていますが、おそらくこれは「エキスパンションジョイント」と呼ばれるものかと思われます。高架道路の上などで下の画像のようなものをみたことはないでしょうか?

 

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※画像はWikimedia Commonsよりお借りしています。

 

 物質の大きさは不変ではなく、温度によって伸びたり縮んだりします。固くて開けられないビンのフタが、温めると開けやすくなるのも実はこの現象によるもの。ガラスの本体より金属のフタのほうが膨張率が大きいために、ビンとスキマができるからなのですね。  

 道路も例外ではなく、特に橋なんかは板状の路面を並べている形なので、長さ方向に伸び縮みの影響が強く出てしまいます。部材が伸びて板どうしのスキマが無くなれば部材に異常な力がかかりますし、逆に縮んでスキマが出来れば横にズレたりする危険が出てきます。そういうことにならないよう、伸び縮みを吸収する機構がこの「エキスパンションジョイント」なのです。お互い噛み合うような形状にすることで、横ズレを防ぐと同時に表面に大きなスキマができないようにもなっています。

 

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 反重力ゾーンのコース脇にあるライトには当たり判定があり、上に乗ることができます。何の役にも立ちませんが・・・。

 

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 鏡のように向かい合って構成された反重力ゾーン。お互いのコースの隙間から、「STAR CUP」の看板が見えるのが非常にカッコいいですね。文字の左(さかさまなので右か??)に月が見えていることからわかるように、ココ実は屋外に設営されたコースです。空がみえるところから周囲を見渡すと高層ビルで囲まれていることがわかります。騒音が酷いなんてもんじゃなさそうですが・・・。

 また、この五線譜のようなセクションに入ると、路面に波紋の映像が投影されると同時に、BGMがヴェイパーウェーブ風にアレンジされます。画面の端のほうにも不思議なエフェクトがかかり、なんとなく深海のような雰囲気。

 

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 今度は紫ルートから。グライドパッドに向かう、反重力ゾーンの最終コーナーです。うまく説明出来ないのですが、ウットリしてしまうねじれ具合・・・。

 

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 反重力ゾーンの終わりとなるグライドパッド。右に強くカーブしつつ5段の階段状になっており、段を踏むごとにライトアップされながら音が鳴るギミックが仕込まれています。この先にはダンスステージと思しき広場があり、ドライバーは「ジャンジャンジャンジャン!GO!!」の演出とともにフロアの「主役」としてそこへ降り立つわけですね。カッコいい!!ちなみに画像のように段を降りれば両方の掛け声を鳴らすことができます。

 

 「エレクトロドリーム」その③、いかがだったでしょうか。2回に分けましたが、ゴールまでたどりつきませんでしたね・・・。

 

今回はこれまで。

それでは~。