【MK8DX】3DSミュージックパーク【その①】

今回紹介するコースは…

ハイライトリプレイ動画

　米国英語ではそのまま"Music Park"ですが、英国表記では"Melody Motorway"となります。イギリス式のほうがカッコいい響きですね。

　「エレクトロドリーム」とともに、音楽をテーマにした賑やかなコース。コンサートホールを思わせるトラディショナルなデザインのコーストラックに、さまざまな楽器の意匠が全体に配置されています。上を走ると音が鳴るピアノ、トランポリンに見立てたタンバリン、リズムに合わせて跳ねる「テンポくん」など、楽しいギミックが盛りだくさん。視覚的、聴覚的にドライバーを楽しませてくれます。楽器はクラシカルなものばかりなのに、あえてピコピコしたBGMなのもセンスを感じますね。

　コース自体はどういうわけか宇宙区間に浮かんでいるようで、周囲は星空に包まれています。そのせいかキノピオなどの観客がおらず、かわりに小さなテンポくん数匹がコース外で観戦しています。「リンリンメトロ」では、列車の行き先のひとつとしてこのコースが設定されているようですが、どうやって運行しているのかは謎です。(このコースに限った話ではありませんが)

　リメイク元は、「3DS」フラワーカップのサードレースから。「8」におけるあらゆるリメイクコースの中でも、特にリメイク元からの変化が少ないコースです。原典では、終盤の跳ねるテンポくんが、ファイナルラップのテンポアップになぜかうまく対応できずリズムが乱れていましたが、「8」ではキッチリ合うようになっています。BGMもほとんど変化がなく、各所のディテールアップを除けば変更点はこの１か所くらいです。

　楽しい雰囲気とは裏腹に、意外に難易度の高いテクニカルコースです。コースの長さの割にコンパクトでギュッと詰まったような印象で、タイトなカーブが多く配置されています。特に中盤の木琴・鉄琴ヘアピンには柵がなく、半音鍵がバンプとしてインコースに配置されているなど、いやらしい作りになっています。最終コーナーの内側にあるトランポリンは、上手く使えばショートカットになりますが、角度が浅いとダートに、深いと奈落に突っ込みます。タイムアタックで最適な角度を体に覚えこませましょう。

　その②以降では、スクショとともにコースの各部を観察していきます。

それでは。